悪口ばかり言う人はどこにでもいるものですが、楽しそうに悪口を話す姿は、見ていて気持ちのいいものではありませんよね。
あなたの目には、悪口ばかり言う人が「楽しそう、幸せそう」に映っているかもしれません。
ですが、悪口ばかり言う人に「幸せ」を感じているい人はいません。
なぜなら「悪口を言って発散せずにはいられないほど、心に闇を抱えた不幸な人」だからです。みな心の中で苦しんでいるから悪口を言います。
「本当に幸せな人は、悪口を言いません。」これが、もっともな意見です。
悪口にくじけない為に、悪口を言う人の特徴や心理を知れば、悪口を言う人に対しての見る目が変わり、悪口に負けない強さを持てます。
この記事では、悪口ばかり言う人の心理や特徴、悪口の共感を求められた時にうまく回避する方法をご紹介いたします。
悪口ばかり言う人と関わったことのある人の割合
当サイトで「悪口ばかり言う人と関わったことがありますか?」というアンケート調査を行ったところ、以下の結果となりました。
悪口ばかり言う人と関わったことがありますか?
20代~50代を中心とした男女400人に聞きました。
なんと!83%もの人達が「悪口ばかり言う人と関わったことがある」と答えました。
悪口ばかり言う人と関わったことがない人のほうが、圧倒的に少ないですね。
この結果から分かるように、悪口ばかり言う人はどこにでもいることが分かります。
年代別・悪口ばかり言う人と関わったことがある人の割合(%)
年代別では30代が88%と、かなりの確立でした。
それでは、悪口ばかり言う人の心理や特徴、どのような悪口があるのかなど、世間の皆様から回答を頂きましたので、それからご紹介いたします。
悪口ばかり言う人は劣等感を感じている
職場の同僚が、よく人の悪口を言っていました。彼女は自分の外見や収入、性格などにあまり自信がないタイプなので、綺麗な人や高収入の人の悪口ばかり。「自分のほうが幸せだ」とよく言っていました。
きっと、自分に自信がないから僻みっぽいですし、自分より不幸な人を見つけて自分はまだマシだと思いたかったんだと思います。人の悪口を言うことで、すごく安心しているようでした。悪口を言って人を見下すことで、自分の心を安定させているのかなと感じました。
悪口を言う人は自分が置かれている状況や環境に不満を持っている人
悪口を言う人は、私自身もそうですが、その時自分が置かれている状況や環境に不満を持っている人だと思います。
自分より良い環境にいると感じる相手の事を妬んで、悪い所を探して周りの人に言い、一緒に悪口を言う事でうさを晴らしたり、その人の評判を悪くしようとしていると思います。
ただ、本人は自分の妬みから悪口を言っている事に気付いていない事が多いです。
悪口ばかり聞くのは楽しくないので、だんだん周りに人が寄り付かなくなり、いよいよ不満を募らせて、優しくて気の弱い人に、ひたすら悪口を言いまくるという風になってしまいます。
そういう人が、女性の中にはよくいます。
悪口ばかり言う人は人の体型に難くせをつける
私の太り気味の知り合いは、いつでも誰かの体格について悪態をついています。
ポッチャリの人には「身体のバランスが悪過ぎてぶざま」、細身の人には「女らしさの欠片も感じられない」「男か女かわからない」と言いたい放題です。
彼女が太めの人に悪口を言うたびに「同類じゃん」と思うのですが、彼女は誰かを貶めることで「自分はまだマシ」とアピールしたいのだと思います。
また、細身の人への悪口は明らかに嫉妬の賜物。きっと私のことは「万年妊婦」くらいに言っていることでしょう。
悪口ばかり言う人は自分に自信がない
悪口を言う人の多くは「自分に自信がない人」です。面と向かって思ったことを相手に伝えた時に、反論されることを恐れる傾向があります。
そのため、意見を言うことを控えるので、不満は解消されず、後々悪口を言うことになるのです。
私の周りでよく悪口を言う人の内容は、仕事での不満が多く「自分以外の誰かのせいでうまくいかなかった」と言います。
リーダー的存在であれば解決できるのに、そうなれない自分であることに対してのジレンマも心にあるのだと思います。
悪口ばかり言う人は家庭がうまくいっていない
会社の同僚だった人が、悪口ばかり言っていました。
彼女は30代の女性で既婚者でした。ひがみっぽい性格で、他人の揚げ足を取ることに喜びを感じているような人でした。
外見はそれ程悪くないのですが、表情が歪んでいます。
彼女は、自分の家庭がうまくいっていないことや経済的にゆとりがないこと、若い女性やきれいな女性への妬みからくる嫉妬だと思います。
自分に自信がなく、被害妄想が強くあり、自己肯定感や幸福感を感じられない人は、他人を悪く言うことで優越感を得ようとしているのだと思います。
悪口はご主人の不倫疑惑が原因?
「あの子(後輩)の彼氏はつまらない、だまされている」、「上司の奥さんはだらしない」といった悪口を言っていた人がいます。
その背景には、自身の夫婦関係がうまくいっていないということがあったと思います(ご主人の不倫疑惑があり)。
その人は、仕事をする上で、常に完璧な成果を出すことを求め、自分に対してもそうでしょうが、同僚や部下に対して厳しすぎました。
こだわりが強すぎて、仕事そのもの以外でもたくさんの細かい指示がありました。仕事場のエアコンやポットの温度や加湿器の具合、ブラインドを上げるタイミングや高さに至るまで、少しでも意に沿わないと文句を言っていました。
人の悪口で同意を得て、憂さを晴らしていたのでしょう。
悪口ばかり言う人は注目されたい人
一見味方のように近づいてきますが、その話の内容が大体「あの人はどうだ」「この人はどうだ」と言ってくる人が多いです。
表面上は、どの人も共通していると思います。どの人も人当たりが良く、明るいタイプの人ですね。
悪口の内容は大体「あの人は仕事ができない、さぼっている、お金がない、悪口を言っている」などが大半です。
悪口を言う人は、心が寂しい人や自分に興味を持ってほしい、自分の見方が欲しいと言う人が多いです。
しかし、最終的にそれがあだとなり、周りから人が離れてしまうのです。
悪口ばかり言う人はグループのリーダーになりたい
いつも悪口を言う人は、自分が中心になりたい人だと思います。
能力が低く、悪口以外で注目を集められないタイプもいれば、多少能力があっても内心は自信がないタイプや、常に注目を浴びていないと満足できない自己愛の強いタイプが多いと思います。
誰かを悪者にして仲間関係を作ることで、自分がそのグループのリーダーになろうとしているように見えます。
また、そういう我の強いタイプに自分がターゲットにされないよう居場所を確保している人も、グループ内で気に入られるために一緒に悪口を言うようになりますね。
悪口ばかり言う人は態度がデカい
今まで、悪口を言う人を何人も見てきましたが、その大半は自分に自信があり、いつも堂々としている性格の持ち主。
自分とは違うタイプ(見た目や性格なども含む)の人を見ると、その人に対しての服装や髪型、態度に関しての悪口をその本人には聞こえないように友達などに言い、そして「そうだよね?」と何度も聞いて同意を求めようとしていました。
自分とは違う人を見るのが嫌で、悪口を言って皆で同調しあうことで、その人に対する不満を解消しているのだと考えています。
悪口ばかり言う人はでかい顔をしている
私が昔、工場に勤めていた時、その工場の主みたいな男性がいて、でかい顔をしていました。ある日その人が、私に対して理不尽な物言いをしたので、言い返した所、それから私の悪口を連日陰で言うようになりました。
事実なら言われても仕方がないですが、全くの事実無根の事を言われたので、上司に直訴したのです。しかし、上司もその悪口を言った人には頭が上がらないらしく、何も対応してもらえませんでした。上司に言った事で更に、私への悪口はエスカレートしてしまい、私は耐えかねて辞めてしまいました。
いかがでしたでしょうか。皆様の意見を見ても分かるように、悪口ばかり言う人に、幸せそうな人はいません。
悪口ばかり言う人は、嫉妬や劣等感、優越感に浸りたい、自分の価値を上げたいなど、不満や不安を抱えた不幸な人と言えるのです。
悪口ばかり言う人と仲良くしたい人はほぼいない
37歳の男性もおっしゃっていましたが、悪口があだとなりみな離れてしまうので、心から信頼できる友人や恋人も結婚もできません。結婚しても分かり合えずに苦悩します。
「悪口ばかり言う人と仲良くしたい人がほぼいない」というアンケート結果も出ています。
アンケート結果ではなんと、99%の人達が「悪口ばかり言う人と仲良くしたくない」と答えました。
皆こんな人とは仲良くしたくないけど、状況によって仕方なく合わせていることが分かります。
悪口ばかり言う人と仲良くしたいですか?
20代~50代を中心とした男女400人に聞きました。
この結果から分かるのは、悪口ばかり言う人にでもついていく人もいますが、それは、悪口を言う人の地位や名誉、権力、お金と言った物質的なものに惹かれてついていくだけで、その人自身の人間性に惹かれているわけではありません。
もしもその人が、持っている「地位や名誉、権力、お金」を失えば、たちまち人はいなくなります。
あなたの周りに悪口を言う人がいるなら、捉え方を変えてみて下さい。
たとえ悪口を言われたとしても、悪口を言う人は「嫌われ者になり不幸」だと知っていれば、それほど傷つくこともありません。むしろ、気の毒に思えるようになります。
「悪口ばかり言う人の悪口は気にする必要はない」と結論付けたいと思います。
悪口の共感を求められた時にうまく回避する方法
「人に詮索されたくないから、自分は人を詮索しない」「人からあれこれ言われたくないから、あれこれ言わない」「人からされたくないことは、自分もしない」ようにするのは、賢明な判断です。
この世は、「やったことは返ってくる」因果の法則が働いています。されたくないことは、しないのが一番。
他者に必要以上介入しないという姿勢で生きることは正しい判断ですが、時として悪口の共感を求めてくる人がいるため、そうさせてくれないこともあるでしょう。
そんな時、ちょっとした対処法を知っていたら、あなたは負のカルマを背負わなくてよくなるかもしれません。
今回ご紹介するのは、書籍に載っていた対処法ですが、人によっては参考になるのではないかと思いご紹介させて頂きます。
先に述べたように「人に詮索されたくないから自分は人を詮索しない」「人からあれこれ言われたくないから自分は人のことをあれこれ言わない」これを貫こうとしているのに、悪口の共感を求めてくる人がそうさせてくれない場合困りますよね。
自分が変わろうとしているのに、周りに人の悪口や陰口ばかりを言う人がいて、あなたに共感を求めてきたらどうしてよいのか困ります。
女性が数人集まれば、誰かの悪口ばかりを言うのはよくある話。
よくありがちなシュチュエーションとして、ママ友同士の集まりなど…
悪口を言いたくなくても、ママ友のリーダーが誰かの悪口の共感を求めてきたら困りますよね…
悪口を求められるシチュエーション
たとえばこんなシチュエーション…
ママ友の中でもひときわ目立つ、リーダー的存在のママ友さんがいました。そのママ友が、悪口の共感を求めてきました。
「ねぇねぇ、あの人っていつも安物のコーディネートだよね〜ダサくない?」アハハ〜
この問いに、どう答えれば良いのでしょうか?
この時の対応として考えられるのは二択になります。
ママ友に合わせて「確かにそうだよね…もう少しオシャレしたらいいのにね…私もダサいと思う…」アハハ……
と合わせる…
心の中では、決して悪口を言いたいわけではないのに「ママ友に睨まれたらあとが怖いから」と、つい合わせてその場を丸く収めてしまった…
この方法は、確かにその場を丸く収めることができるかもしれません。しかし、たとえ本意ではなくても、悪口を言えば意地悪なママ友と一緒に悪口を言っていることになります。悲しいことに、これでは同じ穴のムジナです。波長としても同調していることになり、負のカルマを背負うことになるのです。これは最善策とは言えません…
もう一つの選択肢として
ママ友「ねぇねぇ、あの人っていつも安物のコーディネートだよね〜ダサくない?」アハハ〜
この問いに対して、ママ友の言っていることは間違いなのだからと自分の意見を言ってみる。
「あの人全然ダサくないよ。自分のためにお金を使わずに家族のためにお金を使っている立派な人だよ。私達も見習わなきゃ!」
このように返して、ママ友の顔を見ると鬼の形相をしていました…、この日を境にイジメのターゲットにされました…では困ります。
一緒になって悪口を言わなかったことで、負のカルマを背負わなくて済んだものの、イジメのターゲットにされてしまってはもともこうもありません。これも最善策とは言えません…
ではどうすればいいのか?
こんな時の対処法が以下になります。
悪口の共感を求めてくる人の対処法
悪口の共感を求める人の上手な対応は、悪口に共感するのではなく、悪口を否定するわけでもなく、もう一つの選択肢として、話をそらし褒めるという方法があります。
その具体的な方法を、先ほどの例を基にあげさせていただきます。
ママ友「ねぇねぇ、あの人っていつも安物のコーディネートだよね〜ダサくない?」アハハ〜
この問いに対し、まともに受け答えしてはいけません。論点をズラしましょう。
「そう言えば、あなたのお洋服はとてもオシャレね。どこで買ったの?」
さりげないこの質問の中には、2つのテクニックが入っています。
悪口の共感を求めてきた相手を褒めて、なおかつ質問する。この2つのテクニックで質問を返されたママ友にある意識が働きます。
ひとつは、褒められたことで無意識に「いい人になろう」という意識。
そして、もうひとつは、質問されたことで「この服?これは○○百貨店の○○という店の…」と自分の着ている服を自慢したくなります。
人のファッションをバカにする人ですから、それなりのものを身につけているでしょう。それはその人にとって自慢したいところで、注目されたい部分です。そこを褒めて質問することで、話の論点をズラすことができます。
自分のファッションを自慢したかったママ友は、これ見よがしに自慢をしてくるでしょう。そのことを分かっていて誘導したあなたは、ママ友を見て滑稽に思うでしょう。
この対応は、嫌われることなく「あの人、嫌じゃないんだけどなんか違うのよねぇ〜」と相手がズレを感じて距離を置くようになります。論点をずらし波長を合わせないことで、自然と距離を置くことができるようになります。
全ての案件が、この方法でうまくいくとは言えませんが、「相手に合わせるか、」「否定するか」の二択の他に、別の選択肢を持っていれば、世渡り上手になります。
ポイントは、相手が自慢したいであろう部分を見つけ、褒めながら質問するです。
悪口ばかりを言う人との付き合いに困っている方の参考になれば幸いですが、深い仲になればこの方法は通用しません。
基本は、悪口ばかりを言う人と親密にならずに距離を置くようにしましょう。