「死後の世界はあるのだろか・・・」
「死後の世界はどんな世界だろうか・・・」
皆一度は考えますよね。
死んだら無になるのではなく、意識は消えません。
なぜそう言えるのか?
以前私は危篤状態になり、地獄を見てきましたので、死んでも意識は消えないと悟りました。
私の体験が本当であれば、死とはだだ肉体と意識が離れるだけにすぎません。
死ぬのが怖い方は、死後の世界を知ることで不安が和らぎます。
どうすれば天国へ行けるのかも分かりますし、どうすれば地獄に堕ちるのかも分かります。
この記事では、死後の世界がどうなっているのか、スピリチュアルの見解で詳しくお話させていただきます。
死後の世界は大きく4つの階層に分けられる
私は地獄を体験したことで、死後の世界に興味を持ちました。
諸説ありますが、スピリチュアルでは死後の世界はいくつかのステージに分かれていると言われています。
厳密にいえば、数え切れないほどの階層に分けられていますが、大きく4ブロックに分けられると言われています。
私たちが生きているこの世を「現世」と言い、死後すぐに行くのが「幽現界」→その後「幽界」→「霊界」→「神界」へと魂の浄化レベルに合わせて移行していきます。
【死後の世界の構造】
■現世:この世
■幽現界:死後最初に訪れる世界
肉体を持たずにこの世にいる状態
■幽界:あの世
階層世界・天国~地獄まで波長に合わせて移行する階層世界
■霊界:光の存在へ進化
守護霊や魂の家族のいる世界・魂は浄化が完全に終わるまで現世~霊界までを繰り返す
■神界:神の領域
神の世界・完全な愛のエネルギーとなったものだけが神界に移行する
これらの事について詳しく説明させていただきます。
【幽現界】死後最初に訪れる世界
死後、最初に訪れる世界を「幽現界」と言い、魂と肉体が離れたらまず「幽現界」です。
幽現界は、この世とあの世の中間地点のようなことろで、現世と重なりあっている部分であり、まだあの世とは言えません。あの世とこの世の狭間にある世界です。
理解し難いですが、この世と亡くなった方の意識がつくり出した世界で、この世と意識が重なり合った世界という感じです。
亡くなったことに気づいていない霊が、この世と同じ生活をしていたりしますが、それも幽現界でおこなわれています。
幽現界では、自分の葬式を見て死を確信したり、生前お世話になった人にお礼をしたり、残された人たちが大丈夫か見たりして、この世の未練を断ち切ります。
その間、人に目撃をされたら「幽霊が出た!」と怖がられるわけです。
個人差がありますが、おおよそ50日ほどで気持ちの整理がつき、あの世に旅立ちます。
「四十九日はこの世にいて一緒に生活をしている」などと言いますが、幽現界にいるという事になります。
そして、この世に未練を残して旅立たないでいると、あの世への道が閉ざされ、幽霊としてこの世にとどまることになります。
成仏できない原因につきましては→成仏できない霊に見受けられる14の原因をご覧ください。
成仏する為に、この世への執着や遺された人への心配事は、四十九日のうちに気持ちの整理をしなければなりません。
逆を言えば、この世への未練がなければ、四十九日よりももっと早くにあの世へ旅立つことができます。
この世への未練を断ち切ることができれば、次のステージ、「幽界」に移行していきます。
【幽界】あの世
成仏すると幽現界から幽界へ移行します。
幽界は、現世とは別の場所にあり、ここからがあの世です。
幽界は、無数のステージ(階層)に分かれていると言われています。
無数のステージとはいくつあるのかわかりませんが、死後の世界は思想の世界と言われている為、魂の数だけ階層があるのかもしれません。
そのたくさんのステージの中から、どのステージに行くのかは、生前の波長によって分けられます。
つまり、「どのような心でこの世を生きてきたか」で行く世界が決まります。
天国
幽界の上層ステージは、いわゆる天国です。光に満ちた明るい場所と言われております。
愛のある魂に囲まれ、この世で感じる事のできないほどの溢れ出る幸福感に包まれる世界です。
真っ当な生き方、愛のある生き方をしてきた波長の高い魂ほど、天国に近い階層に移行します。
上層階ほど天国になりますので、どのランクの天国に行けるかは、波長により異なります。
地獄
波長の低い人は、幽界の下層ステージに移行します。
幽界の下層ステージは地獄です。
真っ暗で、どんよりしていると言われています。
不平不満ばかりを言っていた人は、不平不満ばかりを言う魂が集まるステージに進みます。あの世へ行っても、不平不満から逃れることはできません。
人を騙して生きていた人は、騙し合いのステージに進みます。
人殺しは人殺しばかりがいるステージに進み、殺し合いを繰り返すだけの世界に行かなければなりません。
地獄に行きたくなければ、心を汚さないように生きましょう。
幽界で魂の浄化をおこなう
魂の浄化とは、生前の反省の時間です。
なぜ過ちを犯してしまったのか、なぜ悔いの残る生き方をしたのか、どこで人生を間違えたのかなど、些細なことであれ生前のおこないを反省させられます。
私たちは大我の愛に目覚めるために生まれてきますが、大我の心を持っている人ほど、天国に近いステージ行きます。
逆に、小我(自分本位な生き方)をした人ほど、反省する箇所が多く、地獄の時間が長くなります。
ということは、悪いことをして反省のないまま死んだ人ほど、地獄で反省する時間が長くなります。
また、言い訳ばかりして逃げた人や、一生懸命生きなかった人も、生前の生き方を反省できるまで浄化されません。
自分の過ちに気づき反省することが浄化になりますが、それは生きている時におこなえることです。自分の過ちを省みるようにしましょう。
幽界は、上層階を目指して浄化を繰り返す
幽界で自分の過ちに気づき浄化されると、階段を登るかのように少しずつ上層ステージに近づき、いつかは最上部にたどり着きます。
幽界のはじまりが地獄のステージであっても、目指すところは最上部にある霊界です。
最上部にある霊界にたどり着くスピードは魂によって様々ですが、どの魂も霊界を目指して浄化を続けます。
そして、最上階にたどり着いた魂は、霊界にたどり着きます。
【霊界】光の存在へ進化
霊界まで進んだ魂は、魂の浄化も進んでおり、名前や姿形、性別なども必要としない「光の存在」になります。
光になった魂は、現世で得た沢山の喜怒哀楽を持って、類魂(魂の家族)の待つグループ・ソウルと同化します。
グループ・ソウルは、霊界にいくつも存在していると言われ、私たちもそのなかのひとつから生まれてきています。
グループ・ソウルがあるから私たちが生まれたわけで、グループ・ソウル無くして私たちが生まれることはありません。あなたの守護霊も、同じグループ・ソウルにいます。
グループ・ソウルには、これまで幾度と生まれ変わってきた叡智(えいち)があります。私たちに送られる守護霊からのインスピレーションも、このグループ・ソウルの叡智があってのことです。
グループ・ソウルに同化して、また新たな魂がこの世に誕生し、この世での修行が始まります。
【神界】神の領域
この世とあの世を繰り返し、自分の所属するグループ・ソウルの浄化が完全となれば、「神界」神の領域へと進んでいきます。
「神界」に進むためにはグループ・ソウル全体の濁りをなくさなければなりません。
そのために私たちは、幾度となく輪廻転生を繰り返し、この世の喜怒哀楽を持ち還っています。
神界にたどり着くためにはどれだけ生まれ変われば良いのでしょうか、私たちの浄化の旅、神界への道は果てしなく遠いことがわかります。
現世のみに捉われるのではなく、あの世や来世を見越した健全な生き方をすることが、自分のためであることは、死後の世界を知れば言うまでもありません。
長い魂の旅のことを想い、なるべく健全な心で生きていきましょう。
死後の世界の時間
死後の世界の時間について、こんな話があります。
死後の世界には、時間の感覚はないとされています。
しかし、幽現界→幽界→霊界に至るまでの時間をこの世の時間に換算すると、30年〜50年とされています。
仏教では、50回忌を一区切りにしているのは、そのためと言われています。
私は寿命を全うし天国に還る日を楽しみにしていますが、皆様はいかがでしょうか。
いつ寿命が来てもいいように、濃密な毎日を過ごしましょう。