子供が追突事故・事故から読み取るメッセージとは?

子供が追突事故・事故から読み取るメッセージとは?
目次

子供が追突事故を起こしてしまった…

─ ご相談内容 ─
仮名:優子様
年齢:40代
性別:女性

次男が帰省中、信号のところでオカマ事故を起こしました。

幸い相手も当日はまったく大丈夫、車が少し凹んだので保険でということで、警察署の方でも物損事故として処理となったのですが、次の日、やっぱり体が痛くなってきたということで、いろいろあり、最終的に人身事故となりました。

警察署の人も保険屋さんも今回のような軽い事故で人身事故にされるのは珍しいと言われました。

私も謝りに行き、話し合いの雰囲気もなごやかでしたので、結果こうなってショックです。「たぶん相手の知り合いか、上司が人身事故にしといた方がいいと入れ知恵されたんだと思う」と保険屋さんも警察の人も言っていました。

物損事故か人身事故でかなり状況が変わるのです。人身事故だと点数も大きく引かれたり、職場でも罰則の対象となります。

このこともモヤモヤしますが、そもそも悪いのは100%次男なのだし、もっと最悪、歩行人をはねて殺人犯になることもありえた、次男にこれから先の運転をちゃんと気をつけるように学びの経験を与えてもらったんだと、今は考えるようにしています。

私が隣に乗り運転の練習をしたことがあったのですが、その時も、信号の存在が視界に入ってなく、信号あるで!と叫んだことが何回かあったのです。

やはり、次男には運転は無理なのでは、将来人をはねたりするのではないかと再び恐怖です。今回の事故も車載カメラで様子を見ると、ボーッとして脇見して、ブレーキが間に合わなかった為です。旦那も次男は車に乗らないほうがいいかもしれないと言います。

田舎で車に乗れないということは、かなりの支障がでます。本人は今回のことで、かなり痛い目を見ているので意識は変わったと言っているし信じたいのですが、将来のことを考えると、あの時、車をやめらせるべきだったとなることが不安です。

この事故は次男を成長させる為にあったのか、それとも運転を止めさせる為にあったのか、と考えてしまいます。

誰にも事故の可能性はあると承知していますが、次男の特質として、人より不安が大きいと感じます。自動ブレーキなどのアシスト機能付きの車を買うことをすすめることも考えたりしました。

門次郎さんの感じることをズバリ教えて下さい。お願いします。

ご相談者様

次男はこの先車を運転しても良いのでしょうか?

鑑定結果

今回、命にかかわるような事故ではなかった…これは本当に不幸中の幸いですが、今後事故を起こす可能性を考えますと、やはり不安ですよね。

誰かを傷つける可能性があるかもしれない…

相手によっては、今回のように「弱みに付け込んでくる人」もいるかもしれない…

どちらにせよ、良い結果にはならない…

だったら、運転させない方がいいのではないか…

このように考えてしまうお気持ちは分かります。

しかし、「子供の成長」という視点から考えますと、やり直すチャンスを与えた方がいいような気もしますし…そう簡単には結論を出すことなんてできませんよね。

でも、そうやって「周りのこと、次男様の可能性のこと、いろんなことを踏まえて考えることができる」これは優子様のいいところ。

その分、一つのことに深く悩みすぎてしまい、疲弊してしまうことも多いと思うのですが…「今回の件にどんな意味や気づきがあったのか」「どうすることが次男様にとっていいのか」という視点を持つことができている優子様は素晴らしいと思います。

傲慢な親は「もう運転なんてするんじゃない!」と、ただ一方的に押し付けるだけ…逆に、放任な親は「次は気を付ければいいのよ~」と運のせいにするだけ…それでは子供の学びにも成長にもなりませんので…

それにしても…
今回は相手が悪かったですね。相手に対して「ただただ申し訳ない」と素直に思えない状況になってしまい、これもまた複雑な感情が入り乱れる原因になっていることと存じます。

私の妻も「後で被害者が痛みを訴えてきた」「事故を起こしてすぐ謝ったのに“謝罪の言葉も無かった”という言いがかりをつけられ、喫茶店に呼び出され、他のお客様もいる中、公開謝罪を強いられた」など、理不尽な経験をしたことがあります。

事故を起こした側は立場的に不利ですし、その立場を利用してお金をより多くもらおうとする未熟な人、ひれ伏す姿を見て優越感に浸りたいと考える人など、本当にいろんな人が存在しています。

そういう人たちの不幸を願う訳では決してありませんが、今は甘い蜜を吸えても、後々必ず因果応報で辛い経験をする日がきます。そして、いつか「優子様たちに悪いことをしたな」と反省をする日がやってきますので、相手への複雑な感情はなるべく収め、次男様の学びに焦点を当てて考えていきましょう。

「誰かの入れ知恵で物損事故が人身事故になったのも、学びの為に起きた」これは私も同じ意見です。

世の中、本当に理不尽なことだらけです。しかし、そこには必ず気づきや学びがあり、理不尽な出来事を通じて「そこで性格を歪めてしまうのか?!真っ当に生きていけるのか?!」守護霊は試しています。

ですので、「学びの経験を与えてもらった」ということをしっかり次男様にもお伝えいただき、次男様が真摯に受け止めることができれば、とても意味のある経験になると思います。

前置きが大変長くなりましたが、以下、私が感じた「この事故が起こった意味/今後の運転」についてお伝えをさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

事故の意味は経験と気づき

本来であれば軽い物損事故だったものが、誰かの入れ知恵で人身事故になる…

「隙を見せたら足元をすくわれる世の中だ」ということがお分かりになったと思います。又、「自分さえよければいい」という人間の悪意を目の当たりにする経験にもなったと思います。

今まで次男様は人に恵まれてきた方だと思います。しかし、親元を離れ、自分の人生を歩んで行くと…(分かりやすい例として挙げますが)

・悪徳宗教の勧誘にのせられてしまう
・「儲け話があるよ」「一回くらい〇〇したってバレないから大丈夫。〇〇やってみなよ」という甘い言葉にのせられてしまう

など、いろいろな誘惑と向き合う日がやってくると思います。素直で人を疑わないところは、優子様と似ていて長所でもあるのですが「世の中、悪いことを考えている人もたくさんいるんだ」ということを理解しておかなければなりません。

そんな次男様にとって、今回の件は「非常にインパクトのある出来事」だったと思います。もしかしたら人に対する怖さも感じたかもしれませんが、実際に経験をしたことで「今後は気をつけよう!」と思う気持ちも強くなったと思います。

もしこれが本当に軽い物損事故で終わっていたら…?

記憶は徐々に薄れてしまうと思いますし、次男様の性格からして、同じ調子で運転をすることになっていた可能性があります。そして、最悪の場合「本当に命にかかわるような事故」を起こしていたかもしれません。

未来は決まっていませんので、この先重大事故を起こすと決まっている訳ではありません。ただ、今回の件は「運が悪かった」ではなく【重大事故を起こす前に気づきを与えられた】と捉えるべきだと思います。

見方によっては、学びを与えるのと同時に、重大事故を起こさないように守られた出来事になります。

優子様も感じておられるようですので、はっきりと申し上げますが、次男様は【注意力が散漫になりやすい性質】をされています。運転中は、やはり運転に集中して、信号や標識、交通状況を把握して、目配り気配りをしていないと危ないですよね。しかし、次男様は運転以外のことを考えて、そちらに意識を集中していることが多いように思います。

例えば、先頭を走っている時に、目の前の信号が赤になったのが目に入っても、他のことを考えていると、ブレーキを踏み忘れてそのまま通過してしまうこともある等。そのような感じで、他のことを考えていると“ながら運転”をしている人と同じような状態になっていることがあると思います。

あともう一つ。他のことを考えて注意力が散漫になっていると「危険予測ができない」というデメリットが生まれます。事故を起こさないためには、運転に集中するだけではなく、危険予測をすることも大変重要です。いくら運転に集中していても、危険予測をしていないと回避できない場面も多々ありますので、やはり「運転中に注意力が散漫になってしまう」というのは、とても危ないと感じます。

今後の運転はどうすればいい?

大きな事故に繋がる可能性を秘めていることから、今回の件を教訓にして今後の運転を見直していかなければなりません。

「運転を舐めていたら大変なことになる!」ということを忘れずに、運転していくようにしていただきたいのですが、これも口だけではなく経験を積むことで自分の中に深く落とし込めるようになります。

運転経験を積んでいけば、見るべきポイントや危険予測、安全な車間距離も分かってきますよね。「次男様は運転が向いていないからやめた方がいい」とまでは言いませんが「運転経験を積むまで事故を起こさないようにするにはどうすればいいのか」これが今後の課題だと思います。

一番いいのは、優子様の仰るように「自動ブレーキの付いた車を買うまで待つ」という選択。もし、それができるなら、そのようにされてはいかがでしょうか。

運転する必要がある場合は、以下のことをしっかりと次男様にお伝えください。

今回の事故は「これまでと同じような運転をしていたら重大事故に繋がるから気をつけなさい」という警告の意味で起きています。つまり、意識を変えない限り重大事故が起きる可能性が高いということです。それを分かった上で運転するようにしてください。

今後運転に慣れて気が緩んだ頃に「今回の件で運転に対する意識が変わったかどうか」を試される日が必ずやってきます。もし、以前と変わってなかったら大きな事故になるかもしれません。ですがもし、意識することを継続できていたらヒヤリハット止まりで事故を回避できると思います。

同じことを繰り返さないように、今回の反省点を活かしてください。そして、常に【運転を見られている、試されている】という意識を持って、運転するように心がけてください。注意して運転しているうちに、事故を起こさない運転が身に付くと思います。

事故を起こすかどうかは、次男様の気持ち次第だと思いますので、ご家族でよく話し合って決めるようにしてくださいね。

運転は怖いということを忘れてはいけない

優子様のご不安を煽るような内容になるかもしれませんが、私の元家族の話を少しさせていただきますね。

私には元妻がおり、その連れ子である息子とも一緒に暮らしていました。息子は注意散漫タイプではなく、どちらかというとヤンチャタイプで、若い頃はバイクでよく走っていました。そして、ある日…歩いていたおばあちゃんをバイクで跳ね、命を奪ってしまったのです。

まさかうちの子が…と思いましたし、被害者のご家族様には本当に申し訳ない気持ちで一杯になりました。葬儀にも参列しましたが、被害者遺族の視線はそれはそれは冷たく、顔をまともに見ることもできず、母親である元妻含め、全員で土下座をして謝ったのを今でも覚えています。

では、元妻の息子はその後どうしたのか?ということなのですが、相手のおばあさんに過失があったこともあり、罰は免れ、バイクにも乗り続けていました。そして、30代になってからは車に乗り換え、私の知る限りでは大きな事故は起こしていません。過去の経験が未来に活かされていると信じたいですが、これからも過去の十字架を背負い、安全運転を心がけてほしいと願っています。

やはり、運転というのは怖いものです。私の妻は若いころは怖いもの知らずで住宅街も減速せず走っていたそうですが、今では「ここから人が飛び出してくるのではないか」と考えると怖くてたまらない!と言っていました。

私は運転歴28年で、そのうち15年ほどトラックに乗っていましたが、それでも運転は怖いと思っています。ドライブは楽しいのですが、危険と隣り合わせですし、自分が気を付けていても、相手が突っ込んできたら避けようがありませんしね。

運転が上手下手にかかわらず、事故は誰にでも起こるもの…その事故を減らすために「いかに危険予測ができるか」という部分が結果を分けます。

「車にはもう乗らない」という極端な選択に至る前に、次男様に車の怖さと危険が潜んでいるところを伝えたり、少しずつ経験を積ませてあげることで、安全運転ができるようになると思いますので、ゆっくりこれからのこと、次男様の可能性を考えてあげてくださいね。

「注意力が散漫」というのは性質的なものですので、すぐには難しいかもしれませんが、ご自身が自覚をして気をつけることで、だいぶ違ってくると思います。又、アシストブレーキ機能があれば、安全性も更に高まりますので、この選択肢が可能なのであれば、ご本人にとっても親御様にとってもいいのではないかと思います。

私が思うに、一番怖いのは「運転を怖いと思っていない人」だと思います。運転することに自信がついてしまうと、スピードを出し過ぎて自ら危険な運転をするようになります。

そうすると、小さな事故では己を振り返ることができなくなり、重大事故をもって大きな学びを与えられることになります。

まだ事故後間もないですし「運転は止めた方がいいのではないか」というお気持ちの方が割合的には多いかもしれませんが、今回の件で「運転は怖いんだ」と学ばれたのでしたら、もう少し様子を見てもいいのかなというのが私の思うところです。

次男様が今回の件をしっかりと今後に活かし、怖さと安全性を意識した運転をすることができますように願っております。

─ ご感想 ─

いつも本当にありがとうございます。

毎回、答えを早く知りたい気持ちと知るのが怖い気持ちで読む時は冷や汗が出ますが、読んだ後は、また心を救ってもらった!と感謝でいっぱいです。

今回のような事故が、一度は避けられないことは覚悟していましたし、その一度が再起不能なものでないことを願っていましたが、門次郎さんの答えを見て、すべて納得と感謝をすることができました。相手へのモヤモヤもさらに消えていってくれそうです。

また、門次郎さんや息子さん、さおりさんのプライベートな経験までシェアして下さり、そのお気持ちに深く感謝します。

よくよく、次男に伝え、車も自動ブレーキや踏み間違い防止機能などのついたサポカーを購入しようと思います。

心配は尽きることはありませんが、できることを実行していきたいと思います。

先日はブレスレットもありがとうございました。長男の前のブレスレットが切れたので、そのうち新しいのを買ってあげると話しつつも、明日、明日と後まわしになってしまい、3日間連続で霊現象があり寝不足気味になってしまったそうですが、新しいブレスレットを着け始めてから大丈夫になったと喜んでいます。効き目抜群です。

長男は子供の頃からよく見たりする子供だったので、今回の霊現象は特に気にしていませんが、ブレスレットを頼る気持ちがかわいいなと思いました。

今回も本当にありがとうございました。

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