「苦労」そこにはどんな意味があるのでしょうか。
できることなら「苦労なんてしたくない」そう考える人の方が多いと思うのですが、苦労が多い人生になるのにはスピリチュアル的に大きな意味が隠されており、成長のためには欠かせない要素なのです。
この記事では「苦労の多い人生にどんな意味があるのか?どんな成長が隠されているというのか?」詳しくご説明をさせていただきます。
苦労の多い人生ほど意味があるスピリチュアルな理由
一般的に「苦労の多い人生は不幸だ」と思われがちですよね。
私もできる事なら苦労はしたくないですし、苦労話を聞くと気の毒に思います。
しかし、スピリチュアル的には「苦労の多い人生ほど幸せである」と言っても過言ではありませんし、逆の見方をすれば「苦労を知らないまま100年の生涯を終えてしまった人は不幸である」と言えます。
あなたやあなたの大切な人が苦労をしていているのは、決して無駄な苦労ではありません。
ですので、苦労の多い人生に悲観的になるのではなく「苦労には深い意味がある」と心から納得するためにも、逃げずにしっかりと向き合って生きて行きましょう。
それでは「苦労が必要な意味」について、スピリチュアルの視点からお話をさせていただきます。
苦労の多い人生は魂を成長させる
「若い時の苦労は買ってでもせよ」ということわざがありますよね。
その意味は「若い時にする苦労は必ず貴重な経験となって将来役立つものだから、求めてでもする方が良い」というもの。
これはスピリチュアル的にも言えることで「魂を成長させるために苦労を知る」というのは、とても大切な経験であると言えます。
少し魂のお話になりますが、私たちは皆「魂を成長させたい!」と願い、この世に誕生しています。
では、どうすれば魂は成長することができるのか?
それは「苦労を乗り越える経験」です。
苦労は「魂を成長させる為に重要な役割を担っている」と言っても過言ではありません。
「苦労を乗り越えた事で成長できた」と思う事が必ずあります。
ですので、100年生きて苦労しないままあの世に帰る人がもしいたのなら、本来の目的である魂の成長があまり果たせなかったと言えますし、厳しい表現をさせていただくと「不幸な生涯を送った」ということになります。
逆に、苦労の多い人生で苦難を乗り越えてきた人は魂が大きく成長し、本来の目的である「魂の成長」を達成することができていますので、「人生を無駄にする事なく充実した生涯を送った」ということになります。
よって、スピリチュアルの視点では「苦労の多い人生ほど魂にとって幸せな人生である」ということが言えますので、決して悲観的になる必要もないという結論に至ります。
人は苦労を避けるけれど魂は苦労を好む
私たちはついつい、苦労を悲観的に捉え「苦労をしたくないから逃げよう」と考えがちです。
しかし、苦労から逃げる人生の先には、人の成長も魂の成長もなければ幸せすらありません。
そして、ずっと逃げ続けていくと…逃げられないほど追い詰められたり、八方塞がりになったります。
何度もお伝えしておりますが、魂にとっての幸せは「苦難を乗り越えた先」にあります。
簡単に乗り越えられる苦難は記憶に残りませんが、時間をかけてやっとの思いで乗り越えた苦難は一生忘れませんよね。
苦難が大きければ大きいほど、乗り越えた先には大きな感動があります。その感動が魂の輝きに変わり、魂の穢れが磨かれていきます。
人は、魂の記憶がないので苦労を好みませんが、魂は「苦労で成長することができる!」と知っているため、人の考えとは裏腹に苦労を好みます。
「苦労をしたい訳ではないのに、結果的に苦労ばかりの道を選んでしまう」という人が多い理由は、そのためです。
苦労は経験してこそ成長に繋がる
人から聞かされる苦労話や本を読んで体験談を知ることもできますが、それは机上の空論になりますので、身をもって知った苦労ほどの経験値にはなりません。
もちろん、苦労話を聞いて知識にしたり、本を読んで学んだりすることも大切なことですが、それプラス「実際に苦労をした経験」が加わってこそ魂は喜びを感じますし大きく成長することができます。
逆に、苦労を嫌い、苦労を拒み、苦労から逃れ、苦労の経験をしないまま人生を送ると…魂の成長に繋げるきっかけをつくることができませんので、停滞する人生(又は後退する人生)を歩むことになります。
苦労して性格が歪むのも大切な経験
苦労をするとその分性格が歪みますが、歪むのは大いに結構!
どんなに性格が悪くなろうとも苦労は必要です。
歪んだ心で人を傷つけ、因果応報で自分も傷つき、傷つけてはいけない事を学びます。
どんなに性格が歪んでしまっても、それは輪廻転生を繰り返し続けた先で大我の愛に目覚めるための過程に過ぎません。
最終的に「愛を与える事が大切だ」という事に気づき、大我の愛に近づいていきます。
性格が歪んで苦労するのは自分、しかしその苦労が人や魂を成長させてくれますので、魂にとって性格が歪むのも必要な過程であると言えます。
苦労を避けるために霊能者に頼り過ぎるのはNG
ここまでの話で「苦労は必要な経験である」ということがお分かりいただけたでしょうか。
加えて「苦労を避けるために、霊能者や占いに頼りすぎる」これも魂の成長の妨げになるということを忘れてはいけません。
もちろん、度が過ぎなければ問題ないですし、それらが活力へと変わるのであればどんどん活用してもいいと思います。注意をしていただきたい点は「すべての苦労を避けたいがために頼り過ぎる」ということ。
事あるごとに、あなたが苦労しなくて済むように導いてくれる霊能者がいたら、あなたはその霊能者を頼るでしょう。
しかし、苦労しないまま人生を終えたとしたら、魂の成長は不十分となり、それはあなたにとって不幸な出来事になります。
霊的真理を学んでいる霊能者であれば、これらのことを理解していますし、相談者に気づきを与え、霊能者に頼らなくても済む考え方を教えてくれます。
逆に、お金儲けに走る霊能者ほど簡単に答えを教え、依存心を悪用します。
『自分の人生は自分のもの』霊能者に左右されるのではなく、自分の意思で生きてこそ生きる意味がありますので、頼りすぎる傾向がある方はご注意いただきたいと思います。
子供を苦労から遠ざけすぎるのは成長の妨げになる
親になる年齢になれば「あの時の苦労が役に立った」と思うことが一つや二つあるはずです。
しかし、多くの親が「苦労から学ぶことがある」と知りながら「我が子には苦労をさせたくない」と考えます。
失敗も含め、子供の頃に経験したことが社会に出てから役立つのですが、子供が傷つかないように過保護になり、苦労する機会を減らしてしまうのはよくありません。
転ばぬ先の杖を渡し、苦労の経験を奪えば成長の妨げになります。
子供の頃に失敗をするから、人の気持ちを想像する力が身についたり、優しさが芽生えます。
親としては、思いやりのある優しい子に育ってほしいですよね。子供が苦しむ姿は辛いかも知れませんが、その先にある幸せや成長を親が奪わないようにしましょう。
苦労する意味を理解して強くなる
苦労のない人生は、本当にもったいない!
苦労が大きければ大きいほど、乗り越えた先に大きな喜びがあります。
苦労の多い人生に悲観的になるのではなく、それだけ濃密な人生を送っている事に誇りをもってください。
苦労は経験してこそ意味がありますので逃げてはいけません。
苦労の数はあなたを確実に成長させているはずです。
苦労は勲章といっても過言ではありません。
苦労を乗り越える事に大きな意味がある事を理解し、強く逞しく苦労と向き合いましょう。
「苦労が多い人生」お悩みを解決する方法
・なんで私だけが苦労をしなければならないの?
・病気や事故、身内の不幸などが続くのは祟りのせい?
・もう十分苦労したはずなのに、まだそれが続くの?
・私の魂は苦労を通じて何を学びたいの?
・苦労が多いのは因縁も関係しているの?
・友達の幸せを祝えないくらい苦労が多すぎて妬みの感情が消えない…どうすればいい?
など、深いお悩みを抱えておられる方も多いと思うのですが「悲観的になる、諦める、行動を起こさない」ということを避ければ、必ず解決策は残されています。
私も病気、借金、パワハラ等たくさんの苦労を経験してきましたので、みなさまのお気持ちは十分理解できます。しかし同時に、「その先には”勇気を出して乗り越えてよかった”という幸せな未来しかない」ということも自信を持って言えます。
みなさんが抱えておられる苦労の先にも必ず「人生をより豊かにする何か」があり、苦労の意味と対応策を見出すことができれば、人生を好転させることも夢ではありません。
私はメール鑑定専門のスピリチュアルカウンセラーで、これまでにも「苦労でお悩みの方」のご相談を多数お受けして参りました。
細かい理由や原因を突き詰めれば十人十色ですし、苦労を招く原因や解決策はその都度違います。
そして、重要なのは「苦労する人生をどう捉え、どう立ち向かっていくか」という心の在り方ですので、具体的な解決策や原因を知りたい方がおられましたら、まずは今のお気持ちとお悩みをお聞かせいただけますと幸いに存じます。