成仏したかどうかを知る方法とは?成仏を確認する6つの判断基準

成仏したかどうかを知る方法とは?成仏を確認する6つの判断基準

「成仏したかどうかは、霊感がなければ分からない」と思っていませんか?

確かにそうかもしれませんが「成仏する為に何が必要なのか」を知っていれば、霊感がなくても成仏したかどうか察しがつきます。

と言いますのは、成仏できないのには【ある特定の理由】というのがあるからです。

つまり
・特定の理由に該当する=成仏していない可能性がある
・特定の理由に該当しない=成仏している可能性が高い
ということ。

世の中には「〇〇だから成仏できない」「水子は祟る」などの誤解やデマがたくさん出回っていますが、不確かな情報に惑わされてはいけません。

この記事では「成仏する為には何が必要なのか?」「どんな人が成仏できないのか?」詳しくご説明をさせていただきますので、今まで得た情報は一旦置いて考え、今一度冷静に判断をしていただきたいと存じます。

目次

お金をかけないと成仏できないのは本当なのか?

お金をかけなければ成仏できない?

・盛大なお葬式をしないと成仏できない
・立派なお墓を建てなければ成仏できない
・お坊さんにお経を上げてもらわいないと成仏できない

こうした情報が、世の中には溢れていますよね。

そのため、多くの人は「成仏するには形に拘る必要がある」と考えているかもしれません。

しかし、そんな事は全くありません。

大金をはたいて盛大な葬儀をしたとしても…逆に、お金がなくて葬儀ができなかったとしても…成仏には一切関係ありません。

極端な話「葬儀無し、お墓無し、遺骨無し」であっても成仏はできます。

しかし、亡くなった人がこれを聞いて「それでは成仏できない!」と強く思うようであれば、その拘りが成仏できない原因となりますので、上記で話した内容は通用しなくなります。

つまり、成仏できるかできないか…成仏するしない…というのは「形」ではなく「亡くなった人の気持ち次第である」ということです。

成仏は形ではなく亡くなった人の気持ち次第

亡くなった人が「お金をかけないと成仏できない、お経を上げてもらわないと成仏できない」と思い込んでいる場合、理想とは違う弔い(とむらい)方をされると「納得できない!」という未練や執着心が生まれるため、その感情が成仏を妨げることへと繋がります。

逆に「葬式もお墓もお経も遺骨もいらない」このように何の拘りもない人は、成仏を妨げるものがないので、例え誰にも気づかれる事なく亡くなったとしても…成仏をすることができます。

すんなりと成仏できるかどうかは「遺された人がどれだけ手厚い供養をするのか」ではなく「亡くなった人が供養についてどう考えているか」の問題ですので、亡くなった人がどう考えていたのか分かっているなら、それに習った供養をすれば「ご本人は満足して成仏している」と言えますし、逆に、亡くなった人に強い拘りがあり、その通りにしていないと思うのであれば「ご本人は満足できず成仏していない可能性がある」と言えます。

もし「故人の希望通りにできていない」と不安を感じるようであれば、分かる方に一度相談してみるのも良いかもしれません。

成仏している可能性が高い人=供養の仕方に拘りがなかった人
成仏していない可能性がある人=供養の仕方に拘りの強かった人

供養に強い拘りを持っている人は、自分はどうしてほしいのかご家族に伝えておきましょう。そして、拘りが強いと感じるご家族がいらっしゃる場合は、生きている間にご本人の意思を確認しておきましょう。

葬儀をしなかった父は成仏している

私の父は病気で10年ほど前に亡くなっているのですが、金銭的に厳しい時期だったこともあり「葬儀無しの火葬のみ」そして「参列者なし家族のみ」という葬儀を行ないました。

では今、その父は成仏しているのか?

私は「成仏している!」と自信を持って言えます。

なぜなら、生前の父は「葬儀はいらない、骨は川に捨ててくれ」という考えを持っていたからです。

父の希望1「葬儀はいらない」
⇒最低限の葬儀で済ませたので、希望に添えていると判断。

父の希望2「骨は川に捨ててくれ」
⇒生前の父は「骨は川に捨ててくれ」と言ってはいましたが、残された家族のことを一番に考えてくれたのでしょう…まだ元気なうちからお墓を購入し建ててくれていたのです。という訳で、父が建てたお墓に納骨することができていることから、希望に添えていると判断。

よって、総合的に判断しましても「父の成仏を妨げるような要因は一切ない」と言えます。

とは言え、ここでお伝えした判断基準が本当に合っているのか?疑問を抱いている方もおられると思いますので、私が個人的に感じ取った内容を少しお話させていただきますね。(※注意※科学的に証明できるものではなく、あくまでも私個人が感じ取ったものになります)

私の父が亡くなった時、葬儀はしませんでしたが父は問題なく成仏していますし、祟られるような事も一切ありません。むしろ父は亡くなってからの方が活き活きしており、あの世で楽しくやっているようです。(この世では見たことないような穏やかな表情をしています)

ですので「葬儀をしなければ成仏できない」という事はありません。

「成仏は本人の気持ち次第である」という事をご理解いただければと思います。

葬儀は亡くなった事を伝える儀式

この世を生きている時から「魂はある」と信じていた人なら、どんな亡くなり方をしたとしても早い段階で亡くなったことに気づくことができると思います。

しかし、魂を信じていなかった人が亡くなると「自分は亡くなっている…」と気がつかないこともあるようです。

又、魂を信じていた人でも突然死をすると、亡くなっている事に気づかないケースがあります。

そういった場合は、自分の葬儀を見て「あれ、私死んでるの?」と亡くなったことを自覚することになります。

成仏するには死を受け入れる必要がありますので、死んでいることに気づかなければ成仏できないと言えます。

葬儀は、亡くなった人に「亡くなった事を知らせる重要な役割」を持っていますので、そういった意味では、ささやかでも葬儀は行なった方がいいかもしれませんね。

孤独死すると成仏できないは本当なのか?

昨今『孤独死』が話題となっていますが、誰にも看取られる事なく死んでいく孤独死は、成仏できない原因になると捉える方も多いかもしれません。

ですが実際は全くの逆で、孤独死した人の方が早く成仏できる場合もあるんです。

その理由は「身寄りもなく、友達もいないとなれば、生前から一人で死ぬ覚悟ができているから」です。

又、この世に身寄りがなくても、あの世には先に亡くなった親族がいますので「みんなに会える~嬉しい~」という思いが募り、喜んで成仏していきます。

中には、そんな最期を遂げた自分の運命を呪い、成仏の妨げになる事も稀にありますが、基本的にはすんなり成仏できる方が多いので「49日を待たずしてあの世に旅立つ」という魂も少なくありません。

家族があると成仏できない可能性がある

逆に、成仏できない可能性が高いのは「家族に未練を残している人たち」です。

遺された家族が自殺をして追いかけてくるのではないかと不安になったり、悲しみから立ち直れないのではないかと心配になったり…「私を置いて逝かないで〜」と呼び止める念に後ろ髪を引かれて成仏できない事もあります。

又、小さいお子さんを残して亡くなると、大きくなるまで成仏しないという事もあります。

ですので、亡くなった方の足を引っ張らないように、強く逞しく生きる事が正しい供養であると言えますし、「私たちは大丈夫だから、安心して天国で見守っていてね」このような思いを故人へ向け、心から安心をさせてあげることが成仏をためらう魂を救うことへと繋がります。

自殺をしたり殺害された人は成仏できる?

病死、事故死、自殺、殺害されるなど、さまざまな亡くなり方がありますが、基本的に人の死は寿命であり宿命(=寿命は決められている)になります。

心筋梗塞で急死したり、事故で突然亡くなったり、どのような死に方をしたとしても「寿命を受け入れられるかどうか」が成仏の分かれ目になります。

死を受け入れたら、基本的にどのような死に方をしても成仏できます。

例えば、飛行機事故で亡くなった場合、何らかの過失はあるにしろ、意図的に墜落させた訳ではないという事が分かれば、死を受け入れる事ができます。

しかし、殺害されたり、自殺をした場合は、ある事が原因で成仏できなくなります。

殺害されると成仏に時間がかかる

殺害された場合は、その事実を受け入れる事が容易ではなく、成仏に時間がかかるケースがあります。

自分を殺した犯人を簡単に許せませんし、志半ばで命を奪われたのですから、無念が残って当然です。

殺害された場合は”無念の死”を遂げるため、死を受け入れるまでに時間がかかり、成仏にも時間がかかります。

そういった場合に、無念を浄化して成仏を促す事もあります。

自殺した場合も成仏に時間がかかる

自殺は、魂の世界では罪とされており、自殺後は地獄に堕ちる可能性が高いと言われています。

自殺をすると、生前どんなに苦しかったとしても、自殺した事を後悔します。

自殺をすると、成仏する前に反省し後悔する時間を与えられます。

その時に想像を絶する後悔の念に襲われ、その念が足を引っ張り成仏できなくなります。その時間はまさに地獄で、十分に反省をした後に、成仏への道が開かれます。

成仏の基本は本人の気持ち次第

誰かに依存をしていたり、やり残したことがあったり、お金を手放すのを拒んだり、地位や名誉を失うのを恐れたり、家族が心配だったり…

皆、何かしら心残りを残したまま死んでいきます。その未練が成仏の妨げになります。

生前、執着が強かったり、環境の変化に弱かったりした人は、頭の切り返しができずに成仏が遅れます。逆に、頭の切り返しの早かった人ほど、スムーズに成仏できるという事になります。

何度も申し上げますが「成仏の基本は、本人の気持ち次第」です。

生前の性格を見れば、成仏しているか分かりますので、亡くなった方がどういうタイプの人か考えてみてください。

気持ちを整理する期間が49日

死を受け入れ、この世への未練を断ち切ることで、あの世へ旅立つことができます。

それができるまではあの世に旅立てないので、この世にとどまります。

49日という期間は、亡くなった人が気持ちを整理する期間で、多くの場合は50日ほどで気持ちの整理を終え、あの世に旅立つと言われています。

成仏するために必要なことはただ一つ「この世への未練を断ち切る」だけです。

これを基本のベースとし、あなたの気になる人が成仏したかどうか冷静に判断をしてみてくださいね。

占い師や・カウンセラー・コーチング・相談業など、本質を見抜き的確なアドバイスが可能に!

相手の本質を見抜き人間関係改善に!

好きなタイミングで学ぶ動画講座

目次