ご相談内容
■お名前:葉子様(仮名)
■年齢:50代前半
■性別:女性
■状況説明
高校〇年生の息子のことでご相談したくメールいたしました。
中学〇年の頃より起立生調節障害のため不登校気味(学校は行ったり行かなかったり)で、現在は通信制高校に在籍。週に〇日、半日程度のアルバイトと学校のスクーリングへ通っています。
将来に対しての目標も特に無く、毎日ほぼスマホ漬けでダラダラ過ごしています。
大学進学を希望しているようなので、塾へも在籍していますが、本人曰く「やりたいことも進みたい道も特に無いのに勉強を頑張れない」と言って勉強には殆ど取り組みません。
■ご質問1件目:息子が将来自立出来る様にするためには、どのような分野を目指してどう進んでいけば良いのでしょうか。
鑑定結果
息子様に合う仕事を視ていきますと「コック(料理人)の姿」をしている映像が視えます。
アルバイトをされているとの事で、その仕事が食を提供する仕事であれば、それが比喩表現で視えている可能性もありますが、適職を視させていただいたところ「食べ物を提供する仕事」が適職であるように感じます。
そういった意味では、学歴よりも料理の知識が必要になりますが、外国語を話せるようになると、可能性はグンと広がりますので、語学を大学で学ぶと将来に役立つ可能性があります。
と言いますのは「職を提供する仕事」と言っても、一般的な外食チェーンではないからです。
国内の外食チェーンのコックであれば外国語は必要ありませんが、息子様に適しているのは、外国のオシャレな料理になります。本場のイタリアン、フランス料理などの、高級フレンチやパテシエと呼ばれる分野がそれに当たるのですが、その道を極める為に海外へ修行に行かれる人も少なくありませんよね。
将来的に、コックとして三ツ星 レストランに雇ってもらう事を目標にしたり、そこで修行をして自分のお店を持つ事を目標にするもの良いと思います。
まだ料理をする楽しさに目覚めていないかもしれませんが、味付けの勘や盛り付けのデザイン、そういった感覚的な能力が優れている為、少し慣れれば思った以上に美味しく作ることができ楽しくなるはずです。そして、その能力を活かせばいい料理人になります。
しかし、和洋中どの分野でも料理人としての可能性を広げられる訳ではありません。
可能性が広がるのは、あくまでも「盛り付けのセンスが問われる分野、オシャレな分野」になりますので、日本料理や中華料理は合わないと思います。
今は興味がないかもしれませんが、何かのきっかけで料理を作るようになると、どんどんハマっていくと思いますし「料理を仕事にできれば…」と考える日が来るかもしれません。
息子様はシェフに適した資質をお持ちですし、少しでも興味があるようでしたら、料理をはじめてみてはいかがでしょうか。
おわりに…
息子様は高校〇年生とのこと。
まだまだ可能性は無限に広がっていきますし、「自分らしさ(自分の軸)」が構築されていくのもこれからです。人は皆、いろんな寄り道をしながら「自分が進みたい道」を絞っていきますので、今回お伝えした“シェフ”に拘らず、息子様が興味を示すものができた時は、どんどん経験をさせてあげてくださいね。
以上が鑑定結果となります。
参考になりましたら幸いです。
この度は、ご用命をいただき誠にありがとうございました。
ご感想
門次郎様
鑑定結果拝見いたしました。
息子の適職が「コック」という診断をいただき、いろんな意味で大変驚いています。というのも、私の家族、親族全てサラリーマンの家系です。なので、自営業や飲食業の方とは全く縁がありませんでした。
労働時間も長く、収入も安定していない、その上立ち仕事で体力勝負のコックが息子の適職だということは全くの想定外だったのです。
おまけに、食べることは好きなのですが、料理することには全く興味が無く、自分で作らなければならない状況になってしまった時は面倒臭いのか、専らインスタントや冷食で済ませています。
そのため、「コック」と書かれていたのをみたとき「え?予想外」と感じたのですが、実は息子は最近オシャレなイタリアンレストランで〇週間ほど前からアルバイトを始めていました。
現在は、ホールでオーダーをとったり料理を提供するだけですが、そのオーナーシェフがとても良い方達で、ランチが終わって息子のためにランチの正規メニューを賄いとしてをわざわざ作っていただいている上に、「いずれ自分で作って出せるように」と、今現在色々な作り方を教えていただいているところだそうです。
オーナーは、イタリアに住んで修行をされていたそうで、「スタッフ全員をイタリアに連れていくのが目標」とおっしゃっているそうです。
「今までやったバイトの中で一番楽しいし、良いところ」と、息子も現在のアルバイトがとても気に入っていて、早起きが苦手な息子もバイトの日は朝起こされずに自分で起きてきて行くことが出来る様になってきました。
おまけに、採用されてわかったことですが、今回アルバイトの募集には実は百名近い応募があったらしく、たった数人の枠の中に息子が選ばれたそうで「どうしてオレが選ばれたんだろうね??」と不思議がっていました。
門次郎様への鑑定依頼のメールにはアルバイトの職種は書かず、「週〇日のアルバイトをしています」としか書いていなかったのですが、鑑定結果を拝見して、ひょっとしたら何か不思議な導きの力が働いているのかもしれないと大変驚いた次第です。
息子は受験をして難関中学へ進学しました。
当然それなりの大学へ進学をするだろうと本人も思っていたようですし、周囲も期待していましたが、結局体調不良のために不登校となってしまい、通信制高校という道を選ばざるを得ませんでした。
そのため、将来が見えない不安や挫折感、コンプレックスもとても強くなっていて、「どうせ自分は無理」と、自暴自棄になることも度々あり心配していましたが、今回の鑑定でまだまだ可能性は無限にあること、自分の道を絞っていくのはこれからなのだということを教えていただきました。
親の私が息子を信じ、試行錯誤しながらも成長していく息子の一番の理解者でありたいと改めて感じています。
本当にありがとうございました
お礼
掲載を快諾してくださった葉子様に心より感謝申し上げます。葉子様の経験と想いが多くの方々の元へと届きますように。