スピリチュアルでは「子が親を選ぶ」と言われています。
なぜ子が親を選ぶのか…?
なぜあなたはご両親を選んだのか…?
不思議に感じたことはございませんか。
ご両親から何を学ぼうとしているのか?
何を基準にご両親を選んだのか?
上記内容について、詳しくお話をさせていただきたいと思います。
反面教師の親、反面教師にすべくできた親子の縁
私の母は我が家から車で片道15分のところに住んでいるのですが、掃除は不十分、一人で外へ出る気力もない、料理もする気がない…よって、私達夫婦は毎日手作りのお弁当を持って母の家に通う日々を送っております。
親子ですので当然と言えば当然ですが…私の母は子供に無関心でして、昔も今も子供が何をしているのか全く興味は無く、心からの笑顔を見せるのは、大好きな動物を見ている時だけ。その影響もあり、私達子供も母にあまり関心が無かった…というのが正直なところです。
しかし、近年母との関わりが増えたことで「母と私はすごく似ているんだな」ということに気がづきました。
何を隠そう、私の悪い部分を誇張したのが母というくらい母は個性的です。
悪い部分が似ているからこそ
・尊敬の念が薄い
・腹が立つ
など、あまり良い感情を持てなかったのだと思います。
頑固なところを反面教師にする
母とのこれまでの関わりを振り返り、点と点が線でつながった結果、母のもとに生まれた意味がわかりました。
結論から申し上げますと、私が母を選んだ理由は「母を反面教師にして自分の未熟な部分を正すため」です。
一部「母の頑固なところ」をご紹介します。
母は…どんなに猛暑でもエアコンはつけません。
なぜつけないのか?
それは、節電というレベルではなく「暑さは耐えるもの」という考えを持っているからなんです。
そのため、誰が何と言おうとエアコンはつけません。
新しい物を意味なく嫌い文明の利器に逆らうのが母の生き方、「暑い暑い」と文句を言いながらも、エアコンは拒み続けます。
しかし、扇風機は母が子供の頃からあったのでしょう…扇風機だけは躊躇なく使います。
普通では理解できない強いこだわりがあるため、どれだけ説得しても聞く耳をもちません。
しかし、そういう頑固な部分が私にもあります。
人の言うことを素直に聞かず、自分の目で確かめるまで認めない頑固さ、納得できるまで妥協をしない凝り性な部分など…
母ほど頑固ではないものの、頑固なところは私にもあり、私の頑固さを誇張したのが母のような感じです。
ですので、「母の頑固さを反面教師にすることが私の学びだ」と思うと、なぜ個性的な母のもとに生まれてきたのか納得できます。
自意識過剰なところを反面教師にする
母は異常なほど近所の目を気にします。
明るい時間に外へ出ると、「買い物に行った」と近所の人に噂されると思い込み、明るい時間は買い物にいきません。
母は集落育ちですので、もしかしたらその名残があるのかもしれませんが…
実際のところ誰も噂しないでしょうし、そこまで母の動向に関心のある人はいないでしょう。仮に噂をされても別に構わないと思うのですが、本人は本気でそう思っていて…明らかに自意識過剰ですよね。
そんな母の「自意識過剰」なところ、私にも心当たりがあります。
数年前の話ですが、私は自主防災会の会長でありながら、大勢の前で話すと異常なほど緊張して、頭が真っ白になり、どもったり、言葉が出ないことがありました。
周にどう思われても気にしない!そんな風に思えたら楽なのですが、どうしても「人にどう思われているのかな?変に思われないようにしたいな」という自意識過剰な部分がでてしまい、いい歳になってもなかなか克服できません…。
この点につきましても、母を反面教師にすべく親として選び、生まれてきたのかと納得できた次第です。
私の欠点を誇張したのが母ですが、母を見ていると本当に生き辛そうでなりません。反面教師としては学ぶことがたくさんあり、ありがたいご縁だと思っていますが、母にも早く平穏な生活を送ってほしいなと心から思います。
ご両親から何を学んでいますか?
みなさんはご両親から何を学んでいますか?
今回は「反面教師でできたご縁」という意味でお話をさせていただきましたが、両親を見習うためにご縁ができるケースもたくさんありますし、両方バランス良く学ぶご縁もあります。
反面教師でしょうか?
見習う部分でしょうか?
「反面教師や見習う部分」これらを当てはめることで、ご両親から何を学ぼうとしてご縁ができたのかが見えてきます。
あなたはなぜ、ご両親を選び生まれてきたのでしょう…
この視点を持ってご両親とのご縁を考えると深い気づきが得られると思います。