今回は、「過去の栄光にすがる人」に焦点を当ててお話をさせていただきます。
「過去の栄光にすがる人」に訪れるのは、愛を失う真理です。
ある方の事例を参考に、それはどういうことか?を詳しく見ていきたいと思います。
バブルで儲けていた頃の過去の栄光にすがる男性
まずは、こちらの事例から…
(Aさん:60代男性)
バブルを経験したAさんは、30代の頃、販売実績トップクラス!
当時年収1000万円あったAさんには家族もいますが、周りからチヤホヤされ、家庭を省みることなく、お金と女遊びと…自由し放題
しかし…
50代の頃、バブルが崩壊し…倒産…リストラ…
バブルが続くと思ってあぐらをかいていたAさんは貯金も少なく…
高額な納税額に苦しめられる日々がやってきました。
稼ぎは減っても過去の栄光にすがり続ける
そして、なんとか仕事を見つけるも、前職の収入とは雲泥の差…(半分以下)。
妻はフルタイムで働き、家計を支え…
子供の学費は親戚から借り入れ…。
それなのにAさんは、「俺はな!!!過去、営業販売実績NO.1だったんだ」というプライドだけは持ち続け、家族に愛情を向けたり、優しくすることはできませんでした…
過去の栄光で家族愛を失う
その後、Aさん家族は、今もなお過去の栄光にすがり続ける男性の態度に,
愛情を失い仮面家族まっしぐら…。
Aさんが怪我をしても
Aさんが腹痛を訴えても
「一人で救急車呼んで行けばいいじゃない」
という冷めた感情を向け続ける妻…。
「そんなのひどい!鬼嫁だ!」
と思われるかも知れませんが、それはなるべくしてなった結果です。
バブルの頃からAさん自身が愛情を与えて来なかったのですから、当然の報いです。
妻の冷めた態度に過去の栄光にすがる愚かさに気づくのか?
この出来事を通して、Aさん自身、これまでの行いを振り返らなればなりません。
つまり、「辛くて苦しい経験を通して人としても魂としても成長をしてほしい!」
そういう厳しい愛情(愛のムチ)を向けてあげてることが、本当の意味でのAさんへ向ける真実の愛情とも言えます。
よって、妻の冷めた対応もちゃんと意味をなしている…ということになります。
それでもやはり、過去の栄光がAさんを肯定する材料になっていることもあり、Aさんは何があっても過去の栄光を手放すことはせず。
事あるごとに、「俺は昔・・・」という武勇伝を語ります。
よってAさんは、何年経っても家族に愛されません…
過去は「栄光に浸るもの」ではなく「糧にするもの」
まとめ…
確かにAさんは、バブルの時代に大金を稼いできたかも知れませんが、過去の栄光にすがり、プライドが邪魔をして家族を幸せにできないなら、過去の栄光など何の意味もありません…。
謙虚で素直な人であれば、バブルが崩壊した時点で、「支え合う家族の大切さ」を痛感し、「俺が悪かった…。お金は減ったけど愛情を持って楽しく暮らそう」という思考を持つことができ、家族の愛を失うことは無かったでしょう。
過去は「栄光に浸るもの」ではなく「糧にするもの」です。
もし、自分の中に少しでも
傲慢さがあるな…
過去に囚われてるな…
と感じる方がいましたら
今からでも間に合いますので、謙虚に…素直に…人生を見つめ、未来の自分のため、家族の未来のために、人生を歩んでくださいね。