ご相談内容
■名前:さくら様(仮名)
■年齢:50代
■性別:女性
■状況説明
現在仕事を探していますが「適性、適職を知る良い機会」だと思います。私の探している方向が適性、適職とあっているのかどうか知りたいと思います。
大学ではコンピュターサイエンス(プログラミング)を勉強しました。
専攻を生かしソフトの開発会社に就職しましたが人運がありません。職場の人間関係(良い上司やリーダ)に恵まれず プログラミングのスキルを思う様に伸ばそうことができませんでした。
例えば時間短縮、コスト削減という会社の為にもなり、私自身のスキルアップに繋がるソフトのテストの自動化(今では当たり前ですが)を提案しましたが却下。
個人的に検索し、資料を集め理解できる様努力していると”仕事に集中していない。”と密告され、邪魔が入り”させてもらえない” ”スキルが伸ばせない”状態が続きました。
自己流で勉強もできますが範囲は基本に留まります。仕事レベルのスキルを伸ばすには、大きなシステムを使用してプログラミングを組まないと伸びません。
現在は専攻や経験を生かしてソフトの開発会社関連で仕事探しをしていますが(スキルが伸びないので)最近プログラミング関係の仕事は合っていないのか…と思いはじめました。
邪魔が入る、希望するスキルが伸ばせないのは適職ではないからだと思いはじめ、他の分野が適性、適職であればそちらの方向で探すのも良いのかなあと考えています。
私自身は営業(セールス)は向かないと思ってます。自分がよほど惚れ込んだ商品しか薦められないからです。
私に適した職種は何でしょうか?
門次郎が感じたことを教えてください。アドバイスをいただけると有難いです 宜しくお願い致します。
鑑定結果
まず、適職の方向性からお話をさせていただきますと「プログラミングは適職である」と感じます。
基本的にさくら様は「人との交流がメインとなる仕事」よりも「一人で黙々と取り組める仕事」が適しています。
そして「芸術家タイプ」になりますので、プログラミングもさくら様の適職といっても過言ではありません。他にも、一つのことを探求し、拘りを持たなければいけない「○○職人」と呼ばれるジャンルであれば適職に該当します。
プログラミングも、顧客の要望を聞いたら一人で黙々と作業をすることがメインの仕事になると思うので、ある意味職人ですよね。
前回「仕事で邪魔が入るのは因果が関係している」とお伝えしましたが、同じ事を言っても意味がないと思いますので、今回は「別の視点」から申し上げたいと思います。
さくら様は、雇われよりも「フリーランス」で活動をした方が性に合っています。
なぜなら、さくら様は「良いものを提供したい」という思いが強いからです。
例えばですが…
上司から「白を黒に塗り替えてください」と指示を受けたとします。その時さくら様は「黒よりも赤の方が良い」と感じ「赤」で行くことを決め、結果的に顧客から喜ばれました。しかしそうすると…上司からは「言うことを聞かない人」という低い評価を受けることになります。
このように、会社勤めをしている限りは「いくらいいアイデアが浮かんだとしても、それを押し殺して会社の指示に従わなければならない場面」というが度々起こります。
“では、どうすれば邪魔をされずスキルを伸ばせるのか?”
平社員が自分のスタイルで仕事をして結果を出せたとしても、「下っ端のくせに出しゃばるな」と文句を言う人が出てきますが、部長が同じことをしても文句は言われず…むしろ「人の真似をしないで結果を出せるとはさすが部長だ」と言われます。
理不尽だと感じるかもしれませんが、それが人間社会です。
ですので、会社で長く勤めたいなら「会社の指示に従い自分の我を出さないこと」を意識してみてください。そして、3年5年と時間を掛けて信頼関係を築き上げ、「昇格した時」や「1から10まであなたに任せるからやってみて」と言われるようになってから、自分のスタイルを発揮するようにしてください。
因縁を抜きにしたら、我を押し殺すことで、人間関係の不和は改善されると思います。
ですが「自分がいいと思ったものを形にしたい」と強く思うのであれば、やはり会社勤めではなくフリーランスで活動しなければなりません。それでこそさくら様の良さが引き立ち、誰にも邪魔されることなく仕事ができます。
とは言え「今すぐにフリーランスになる」というのは現実的にも難しいと思いますので、今は「収入を得る為の仕事だ」と割り切り、「会社の指示に従うこと」を優先してみてください。
自分が良いと思った仕事であっても、それをよく思わない人は必ずいます。辛抱の期間が必要となりますが「会社の指示に忠実に従い時間を掛けて信頼を得る」そうすれば、人間関係のトラブルは軽減され、長く勤めることも可能になるかもしれませんし、スキルも伸ばせるようになると思います。
まとめますと…
プログラミングは適職ですし、スキルを伸ばしたいのであればフリーランスで活動した方がいいと思います。しかしそれができないうちは、会社に属し「会社の指示に従うことを最優先する」ということに注力してみてください。それにより、この問題は解決する可能性があります。
“良かれ”と思うことを抑えるのは難しいことかもしれませんが、そこは生活の為だと割り切り、いつかフリーランスで活動できるように、準備をしてみてはいかがでしょうか。
以上が鑑定結果となります。
参考になりましたら幸いです。
この度は、ご用命をいただき誠にありがとうございました。
ご感想
門次郎さん。鑑定ありがとうございます。
「芸術家タイプ」かどうかはわかりませんが「人との交流がメインとなる仕事」よりも「一人で黙々と取り組める仕事」が適している。
当たっていると思います。
実験観察とか黙々と取り組める仕事は好きでした。拘りを持ちすぎて失敗したこともあります。
プログラミングはグループの話合いで決めることもありますが、個人に任される部分も多いので今回専攻が適職で安心しました。
「フリーランス」で活動をした方が性に合っていると聞いてびっくりしていますが理由を聞いて納得しています。
正直、割り切るのが苦手、下手です。
拘ってしまう問題に当たると割り切れません。追求してしまいます。
昔同僚の社員から「お金の為」「収入を得る為の仕事だ」と割り切って嫌なことは考え無いようにしよう。とアドバイスを受けたことがあります。
“良かれ”と思った発言が人によっては「我が強い」「言うことを聞かない人」と映ってしまうのですね。
(どうでもいいことには一切私的な意見を述べないので)見た目が柔軟でおとなしく見える私からの反対意見は余計そう思われてしまうのかも。
辛抱の期間が必要で、我を押し殺すことで、人間関係の不和は改善される。
次回の仕事場では割り切り、我を押し殺すことを心がけ、スキルが伸ばせるようにしてみます。
アドバイスありがとうございました。
お礼
掲載を快諾してくださったさくら様に心より感謝申し上げます。さくら様の経験と想いが多くの方々の元へと届きますように。