この記事では、失敗を恐れてはならない、失敗したからこそ成功した体験談を基に構成しています。
失敗を恐れている方、失敗して悔やんでいる方に必見です。
「失敗は成功のもと」ということわざのとおり、失敗しなければ成功がないとも言えます。
一度も失敗をせずに成功する人など、どこにも居ないと断言できるほど、失敗がなければ成功はありません。
この記事で、失敗は「本当の失敗ではない」ことが伝われば幸いです。
失敗から学んだ成功談
受験の失敗が成功に変わる
わたしは、高校三年生で現役受験し、華麗に失敗しました。
当時、試験当日まで自分の中では、やれることをやり切った感じがあったのですが、本命の大学には50点近く足りずに落ちました。
その経験から、もう一度基礎から取り組みなおし、毎日計画をきちんと立て、こつこつとやり続けました。
その結果、第一志望に合格できたので、一日一日意思をもってこつこつやり続ける大切さを学べたように思えます。
現役受験に失敗し、その経験を活かして取り組み直した結果、見事第一志望に合格した話です。見事に失敗から学び成功へと導いた例です。
たとえ失敗したとしても、失敗を教訓にすれば合格を勝ち取ることができる貴重な経験をされました。
若い頃に挫折をし、そこで挫けない心を持てたことは素晴らしいことだと思います。
受験に失敗し浪人して良かった
私は昨年、大学受験に失敗して浪人することになりました。
浪人生活は、とても苦しく辛かったのですが、1年間頑張ったことで忍耐力、継続力がついたし、単純に学力も上がったので、大学に通っている現在は効率よく継続して勉強することができています。
現役で入学していたら、こんな真面目に勉強していなかったと思うのでとても貴重な経験になりました。
浪人生活は、とても苦しく辛かったと書かれております。
しかし、その辛い失敗も一年頑張ったことで、忍耐力や継続力といった力がついたとおっしゃっています。
もしも、順風満帆にいっていたら、その力を身につけることのないまま社会に出ていたかもしれません。
若い頃に辛い経験を乗り越えた人は、社会に出て苦しい状況になっても乗り越える力を自然と身につけており、芯が強いです。
人生の失敗と思われた浪人生活は、決して無駄ではなく、長い目で見ればプラスの部分が多々あるので失敗ではありません。
勘違いで受験に失敗
よくある失敗の代表、受験での経験です。
現役時代は「英語さえできれば何とかなる」と勝手に思い込み、対策らしい対策も取らずに、自分の持っている能力を過信して全滅しました。
2年目に「臥薪嘗胆(がしんしょうたん)」と書いた紙を壁に貼り、基礎固めから本番対策まで段取りを立てて、客観的に自分の実力を見つめながら受験しました。
その結果、受験校は全部合格しました。
主観に頼る怖さを知りました。
この失敗談も大変素晴らしいものです。
「主観が人生を狂わせる」と気づかない人は多いです。
多くの人は、自分が正しいと思っているはずですし、事が起こるまで自分を見つめ直そうとしません。
しかしこの方は、主観によって受験に失敗し、主観だけで物事を判断する怖さを知りました。
その経験を見事ものにし、自身の考えを改めたことで、翌年には見事に全校合格されています。
この方も、受験という若い頃の失敗が、今後の人生に大きく役立っていますね。
ダサすぎてオシャレに目覚めました。
ファッションに無頓着で、初デートの格好が悪すぎ、ダサすぎると彼女からすぐにフラれるという失敗体験をしたので、今はオシャレに気を使うようになりました。
体型も服が似合うようにジムに通い、今ではちょっとした人気もあります。
あの時、彼女がダサいと言ってくれなかったら今はありません。感謝です。
彼女から「ダサすぎる」と言われ、フラれた当時はかなりショックだったと思います。
ここで塞ぎ込んでしまい、恋愛ができなくなれば、その後の恋愛に悪影響でしかありません。
しかしこの男性は、負けじとオシャレに気を使うようになりました。
ダサいと言われた結果、オシャレに目覚め、今ではモテてそうですね。
どんな失敗であれ、ただの失敗に終わらない人が、こうして人生を華やかにしていきます。
たとえ人から罵倒されても、その上をいったこの男性を見習えば、罵倒されることもプラスになることが分かりますね。
恋愛に失敗したおかげで幸せな結婚
私は、若い頃かなり感情的になりやすく、付き合っている男性と揉めることが多い方でした。
つまり、ついつい何でもかんでも気持ちをぶつけていて、わがままだったんですよね。
それで失敗しては次、と続けてまた失敗だったんです。
けれど、失敗したからこそ、ある時、一旦落ち着いてから気持ちを伝えようと思うようになりました。
そうするようになってから出会った彼と結婚できて、喧嘩もしないほのぼのした結婚生活を送れています。
あれだけ恋愛で失敗してきたからこそ、自分の性格の悪い点を意識して変われたのかなと思っています。
感情的になり失敗し、また次の恋愛でも同じようなことで失敗して上手くいかない…
どうして堂々巡りになるのか?
それは、失敗から学ぶことを考えていないからです。
失敗から学ぶ姿勢は、ありとあらゆる場面に必要になります。もちろん恋愛でもそうです。
失敗から学ばなければ、恋愛の成功もありません。
そのため、失敗は成功するのに必要な過程となります。
この女性のように、何度失敗を繰り返したとしても、正すべきところに気づけば、気づいた後に成功がやってきます。
もしも、恋愛の失敗が続いている人がいたら、自分のどこがいけないのか?を考えると先に進めます。
恋愛の失敗も失敗ではなく、成功のための過程です。
相手を責める前に、自分の悪い部分を正しましょう。それが成功への近道です。
前の彼との失敗のおかげで結婚に成功
現在は結婚して2年半、子どもにも恵まれ楽しく過ごしています。
夫の前には、6年ほどお付き合いしていた人がいました。
私が彼のことを好きで好きで好きで…という追いかける恋愛でした。
嫌われたくない!彼と結婚したい!その思いで何か不満があっても我慢することがよくありました。
我慢する、相手のご機嫌伺いしてばかり…
今思うと、なぜこの状態で6年も続いたのか不思議です。
最後は遠距離恋愛になり、関係はあっという間に崩れました。
今の夫は恋愛結婚ですが、前のようにすごく好きという感情ではありません。
自分が追いかけてばかりではなく、我慢する必要もない、一緒にいて安心できる存在です。
前の彼との恋愛を失敗と言ったら失礼ですが、我慢せずに一緒にいられる夫との結婚が、わたしにとって成功だったのだと思います。
この経験談も、恋愛の失敗から学び、自分にとって「良い相手はどんな相手か」が分かったのだと思います。
すごく好きではないけれども、一緒にいて安心できる相手ということで、このような相手と結婚できたのも過去の失敗があってのもの。
失恋すると、世界が滅びたような絶望感に襲われることもありますが、その経験を乗り越えた先に本当の幸せがある場合がほとんどです。
失恋を失敗と結論づけるのは浅はか!
本当の失敗は、失敗から学ばないことにあります。
失恋から学ぶことがあったのなら、失敗ではありません。
気づけばもっと良い恋ができます。
次の恋に期待しましょう。
ビジネスの失敗は成功の基
旅行会社で営業をしています。
まだ営業経験が浅いとき、行ったこともないアメリカのサンフランシスコの話をすることがありました。
洋画でしか見たことにない、サンフランシスコやアメリカのイメージを「サンフランシスコは比較的暖かく、坂道を吹き抜ける風が心地よく住みやす」と苦し紛れに話していました。
すると、お客様から「坂道ばかりですか?歩くときはスニーカーがいいですか?私はパンプスで歩くのが好きなんですが。。。」
なんていう話になり、お客様の足元をよく見るとヒール付きのパンプスではないか!しまった!営業失敗と思いました。
その失敗を糧に、すべての旅行先には足を運べませんが、いろいろな資料をみたいり本読んだりして勉強した結果、営業成績全国3位になりました。
プロとして「知らない」とは言えなかったのでしょうね。
知ったかぶりが招いたミスでしたが、それがきっかけで勉強に身が入り、営業成績全国3位の偉業を成し遂げたられました。
このきっかけがなければ、これほどまでに伸びなかったかもしれません。
まさに、失敗が成功の元となったお話でした。
リーマンショックで大失敗
投資に目覚めた若かりし頃、調子に乗ってハイリスク・ハイリターンの投資ファンドに注ぎ込んだ資金が、リーマンショックであっという間に半分以下に。
この大失敗で、投資のリスクという概念を身にしみて学びました。一定規模の安全資産をポートフォリオに組み込むことで、資産を着実に成長させる王道を学び、今や相場の波を恐れぬようになりました。
ビジネスでの失敗で大きな痛手だったと思われます。なにせ、投資ファンドに注ぎ込んだ資金が半分以下という現実…
想像するだけでも、絶望的なショックがあったと分かります。
しかし、この経験があったからこそ勉強をし「今では相場の波を恐れないほどになった」とおっしゃっています。
過去の大きな失敗を経験値とし、レベルアップされたことが伺えます。
大きな失敗も、決して無駄ではなかったと言えるでしょう。
[list class=”li-check”]
- 大きな失敗であれ、諦めさえしなければ、成長のための失敗と言える日がきます。
- 失敗をしてもひたむきに生きている限り、失敗の経験が糧となり成功へと導いてくれます。
- たとえ失敗をしても、気持で負けなければいつかは成功します。
[/list]
これらのことを念頭に置き、失敗は成功のための過程だと思えば、いかなる失敗も受け入れ強くなれます。
失敗から学ばない人の特徴
ポジティブを履き違えている
成功するために必要不可欠なのは、前述したとおり「失敗から学ぶ」ことです。
では「失敗から学ぶ人」と「失敗から学ばない人」の違いは、どこにあるのか詳しくみていきましょう。
失敗から学ばない人の特徴のひとつとして、ポジティブを履き違えているケース。
失敗を引きずることは良くありませんが、全く省みないで忘れてしまうことをポジティブだと言うなら、それでは成功に繋がりません。
失敗をすぐに忘れて楽観的になれるなら、それはそれで長所と呼べる素晴らしい部分ですが、失敗から学ぶためには「どうして失敗をしまったのか?」を分析する必要あります。
ただただ、失敗をしてしまった事実を忘れたくて目を背けるのでは、失敗したことが無駄になりもったいないことです。
前向きになることはとても大切ですが、その前に「どうして失敗をしてしまったのか」を考えない人に成功は訪れません。
忘れることは、ポジティブではありません。
ポジティブとは、失敗を受け入れた上で向き合い、その結果進むべき道を見いだし前向きになることです。
現実から目を逸らすのは、失敗から学ばない行為になるので気をつけましょう。
失敗を他人のせいにしてしまう
失敗を他人のせいにしてしまう人について、転職を繰り返す人を例にあげてみたいと思います。
例えば「人間関係が原因で職を転々としてしまう…」という悩みがあったとします。
失敗を他人のせいにしてしまう人は「私は悪くないのに…どこに行っても、うざい人がいるせいで辞めてしまう…」という具合に、転職を繰り返す原因を他人のせいにしてしまいます。
しかし、転職を繰り返すのには自分にも原因があるはずです。
失敗を他人のせいにしてしまう人は、自分と向き合おうとしません。
「どうしていつも人間関係がうまくいかないのか?」と自分を省みなければ、失敗から学ぶことはできません。
同じ問題を繰り返すのは、他人ではなく自分に原因があります。他人のせいにしている限り、同じ失敗は繰り返されます。
また、恋愛の悩みなどで「いつも、もて遊ばれて終わる…」といった悩みの場合、一見相手が悪いと思われがちですが、もて遊ばれてしまうのには「もて遊ばれる原因」があります。
その原因を省みることなく「男運が悪い、女運が悪い」と言っているだけでは、また同じ失敗を繰り返してしまいます。
これらのことを客観的にみてお分りいただけるように、失敗したことを「他人のせいにしている人」に成功は訪れません。
この世に起こる全てのことに「相手だけが悪い」ということはありません。必ず自分に原因があるので「自分の何がいけないのか?」を分析する必要があります。
失敗から学ぶためには、他人のせいにするのではなく、自分を省みて分析をしましょう。
では、失敗から学ぶ人とはどんな人なのでしょうか。
失敗を成功談に変える方法
本当のポジティブを身につける
失敗から学ぶ人は、真逆の思考をしています。
失敗に対してクヨクヨしないのは同じでも、それは失敗したことを忘れたからではなく「なぜ失敗したのかを分析」して答えを導き出したからです。
失敗した原因を分析し、原因が分かりスッキリする。
原因が分かり、次の目標を立てられることで、本当の意味でのポジティブになります。
忘れてポジティブになるのではなく、答えを出してポジティブになることで、失敗から学ぶことができます。
失敗を他人のせいにしない
そして、失敗から学ぶ人は、失敗したことを他人のせいにしません。
必ず自分に原因があると考え、自分の何がいけなかったのかを分析します。
人間関係で職を転々としてしまうことも、恋愛でもて遊ばれてしまうことも、他人のせいにして終わらないのが「失敗から学ぶ人」です。
自分に原因があると考え、自分と向き合うことで答えが見えてきます。逆を言えば他人のせいにしている限りは答えが見えません。
必ず自分と向き合い、成功のために必要なポイントに気づくことが成功の秘訣になります。
失敗を恐れない
失敗を人生の汚点と考え、失敗を恐れている人はたくさんいます。
しかし、失敗は人生の汚点ではありません。
失敗は、成功のために必要な経験と捉えることが第一。
成功のためには、必ず失敗がついてきます。
人生で成功をおさめる人は、人並み以上に失敗をしています。
失敗したことを一生の不覚と嘆き、落胆すれば成功にたどり着けません。
10回失敗して1回成功する。このくらいのハングリーさを身につけましょう。
また、子供に失敗をさせたくないと、転ばぬ先の杖を渡す親御様もたくさんいます。
しかし、失敗や挫折を知らないまま成長することが、子供にとって本当に幸せでしょうか?
人生何が起こるか分かりません。挫折を知らないまま大人になると、事が起きた時に乗り越える力がありません。
そのため、若い頃に失敗や挫折を経験し乗り越える力を身につけることは、とても大切なことです。
転ばぬ先の杖を渡すのではなく、場合によってはあえて転ぶ姿を見守るのも立派な教育です。
過去の失敗を引きずらない
「後悔先に立たず」ということわざのように、すでに終わったことをいくら悔やんでも取り返しがつきません。
過去を悔やみ失敗に囚われて生きるのは、時間を無駄にしてもったいないことです。
失敗を受け入れて進むからこそ、成長があり進歩していきます。
どんなに後悔する失敗だとしても、成長の為に必要だから与えられた経験ですので、過去の後悔は肥やしにしなければなりません。
大切なのは「失敗したことに囚われる」のではなく「今後どうしていくのか」です。
「失敗を必要以上に恐れない」
「恐怖心というネガティヴな感情もたない」
「終わった事をいつまでもクヨクヨしない」
原因があって結果があるわけですから、後悔する経緯に至ったのにも必ず原因があります。どこが悪かったのかを内観して原因を知る事で、次から同じ失敗をしないように注意しなければなりません。
だからと言って、失敗を恐れ「石橋を叩いて渡る」ばかりでは先に進む事もできません。
過去の苦い経験が必要以上の恐れを生み、運命を切り開く妨げになっている人はたくさんいます。
同じ後悔をしないように注意をするのは大切ですが、恐れの感情は波長(モチベーション)を下げます。
「また失敗するんじゃないか…」
「失敗のイメージしか湧かない」
と恐れる事は、負のエネルギーを呼び込み失敗を引き寄せます。
過去の失敗をプラスに変える要因をみつけ、前向きなエネルギーを量産しましょう。
予期せぬ出来事の連続と腹をくくる
「もういいや」と開き直ることも時には必要です。
後ろを振り返ってばかりいるくらいなら、開き直るほうがよほど前向きです。
クヨクヨしないことが、運命を切り開くには必要だからです。
人生とは失敗の連続、予期せぬ出来事が起こるのがこの世、この考えを根底に持たなければ簡単に心が折れてしまいます。
ですので、人生は予期せぬ出来事の連続であると腹をくくった上で生きる事です。
そして「失敗をして成長するもの」と腹をくくり、転んでもタダでは起きない精神を持たなければなりません。
過去に囚われてばかりいては、運命を切り開く事ができません。自分の人生は、自分で切り開くしかありませんので、後悔しない為にも前を向いて歩きましょう。
失敗を恐れるのではなく「失敗から学び、本当の意味でポジティブ」になり、成功を手に入れましょう。